レーザー治療|海老名こじろう耳鼻咽喉科|海老名駅近くの耳鼻科

鼻の病気

レーザー治療

レーザー治療

花粉症を含む「アレルギー性鼻炎」は、過剰なアレルギー反応で鼻粘膜が炎症し腫れることによって、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの鼻炎症状が現れます。

アレルギー性鼻炎の治療には、主に薬物療法が行われていますが、ほかに腫れた鼻の粘膜表面を焼いて、アレルギー刺激に強い粘膜へ性質を変える「レーザー治療」もあります。
レーザー治療は、鼻炎症状を一時的に抑える効果が期待できるので、特に内服薬では効果が出にくい、鼻づまりが強い方や眠気などの副作用にお悩みの方におすすめの治療です。

当院のレーザー治療は、内視鏡で鼻粘膜の状況をモニターで確認しながら行うので、痛みや出血などの負担が少なく、お子さん(小学校高学年以降)でも治療を受けられる可能性があります。

つらい鼻づまりでお困りの方、薬で症状が抑えられない方、授乳中など事情があってお薬が飲めない方など、お気軽に当院までご相談ください。

鼻炎に対するレーザー治療

レーザーによる鼻炎治療は、30年以上前から耳鼻咽喉科で行われている手術です。

当院では内視鏡で鼻粘膜を確認しながら、「炭酸ガスレーザー」を使って、粘膜の表面だけを浅く焼きます。途中、お肉が焼けるようなにおいがしますが、特に問題ありません。
術中の痛みや出血はほとんどありませんので、治療後にそのまま学校・お仕事などへお出かけいただけます。

また、レーザー治療は保険診療内で行えるため、3割負担の方なら1回約9,000円です。
※別途、診察料・検査費・投薬料等がかかります。

レーザー治療で期待できる効果


① 鼻づまりの解消
鼻粘膜の表面にレーザーを照射すると、腫れていた粘膜が収縮することで鼻の中に空間ができるので、鼻づまりが解消していきます。
※効果には個人差がありますが、鼻づまり症状への有効率は、術後1か月の時点で83%、術後7年の時点で57%であったという調査結果が出ています。
(参考)下甲介粘膜レーザー手術(表層焼灼術)-術後7年の遠隔成績-|日本鼻科学会会誌/1999年38巻1号p.117-121
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrhi1982/38/1/38_1_117/_pdf/-char/ja

② くしゃみ・鼻水の軽減
レーザー照射によって焼かれた粘膜は、約3~4週間で体内に侵入しにくい粘膜に変わるため、外からのアレルゲン*2(花粉やハウスダストなど)が付着しづらくなり、くしゃみ・鼻水などのアレルギー反応も起こりにくくなります。
*2アレルゲン:アレルギーの原因となる物質

③ 減薬や使用期間の短縮


アレルギー反応を起こしにくい鼻粘膜へ性質を変えることで、鼻炎症状が改善されるため、これまで服用していた薬の量を減らす、成分を弱くする、服用期間を短縮できる可能性があります。

④ 通院頻度を減らすことも可能
症状が改善することで、継続して通院しなくても生活できる可能性があります。

レーザー治療は、花粉症やアレルギー性鼻炎が完全に治る治療法ではありません。
もし効果が落ちてきたと感じたら、再度照射できることもレーザー治療のメリットです。

鼻炎に対するレーザー治療に向いている人

  • 鼻炎症状が強い方(特に鼻づまり)
  • 花粉症時期以外にも、一年中鼻づまり症状がある方
  • 薬を服用しても、症状を抑えることができない方
  • 薬を飲むと、眠気・口の渇きなど副作用が出やすい方
  • 妊娠を希望している方や授乳中の方など、事情があってお薬が飲めない方
  • 忙しく、継続して通院することが難しい方 

レーザー治療の実施時期


慢性鼻炎やダニなどハウスダストが原因となって一年中鼻炎症状が現れる「通年性アレルギー性鼻炎」の方の場合は、いつでも治療できます。
ただし、鼻水・鼻づまりなどの鼻炎症状が強く出ている時のレーザー照射は、有効率を著しく下げることが分かっているので、一度薬で症状を抑えてから実施します。

一方、花粉症の場合も鼻炎症状が出ている花粉シーズン中の治療を避け、シーズン外の10月~翌1月頃までに治療を行います。

レーザー治療の流れ

① 問診・視診(初診日)
レーザー治療日よりも前に、まずは問診や視診を行い、鼻の中央の仕切り壁(鼻中隔)の具合など、レーザー治療が適応となるのかを確認させていただきます。
適応となる場合には、レーザー治療日の予約をお取りします。
※鼻の穴が狭い方や鼻中央の仕切り壁が極端に曲がっている方は、レーザー器具の挿入ができないため、お受けいただけない場合があります。

② 局所麻酔(レーザー治療当日)
鼻の粘膜に、表面麻酔と止血作用のあるスプレーを噴霧します。
噴霧の際、人によっては鼻の奥にツーンとする痛みを感じる方もいらっしゃいます。
その後、麻酔液を浸したガーゼを鼻の中に入れ、15~20分程度お待ちいただきます。
※注射による麻酔は行いません。

③ レーザー照射
麻酔ガーゼを抜いて、鼻の穴に細い管型のレーザー器具を挿入し、内視鏡下でレーザー照射します。
治療時間の目安は、片側5分前後、両方で10~20分程度です。
術中の痛みはほとんどありませんが、チクチク軽い痛みを感じる方には、麻酔を追加することも可能です。

少しの間、病院内で様子見を行ってから、出血がないのを確認して、ご帰宅となります。レーザー照射後は、一時的に鼻水が出て、鼻づまりが悪化することがありますが、正常な反応であり3日間程度で治まります。
※治療後、鼻の中にかさぶたができますが、ご自身で無理やり剥がさないようにしてください。
 
④ 術後の診察(レーザー治療から1~2週間後)
レーザー治療から1~2週間後にかさぶたのお掃除や鼻の中の状態をチェックしますので、1~2回ご来院が必要となります。
かさぶたが剥がれた後は、アレルギー刺激に強く変化した鼻粘膜になります。

よくある質問

1) レーザー治療で気を付ける点はありますか?


<治療前>
出血傾向のある方・血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は、事前に主治医にレーザー治療を受けて良いかをご確認ください。
また、レーザー治療前日は、暴飲暴食や飲酒を避け、睡眠をよく取るなど、体調を整えてご来院ください。体調不良の際は、ご遠慮なくお申し出ください。

治療日以降>
レーザー治療当日から1週間程度は、血行が良くなると鼻出血しやすくなることがあるため、入浴や激しい運動、飲酒、力仕事をお控えください。
また、かさぶたが気になるかもしれませんが、無理やり取らないようお気をつけください。

2) レーザー治療は何歳から受けられますか?

鼻炎に対するレーザー治療に年齢制限はありませんので、お子さんでも治療いただけます。
ただし、レーザー照射の際に動いてしまうと大変危険ですので、治療中にじっとしている必要があります。※麻酔が効くまでの時間も含め、30分程度。
個人差はありますが、治療への理解などから小学校高学年(5年生~)以降であれば、可能なお子さんが多いです。

3) レーザー治療の適応とならない人は、どのような人ですか?

心臓のペースメーカーを装着されている方、緑内障、前立腺肥大、重い喘息等の持病がある方、麻酔薬(キシロカイン)に対するアレルギーをお持ちの方は、お受けいただけない場合もございます。必ず事前にご相談ください。
なお、術前の問診で、鼻の中の仕切り壁の弯曲が強いと診断された場合もレーザー治療をお受けいただけない場合がございます。

また、レーザー治療に対する精神的な緊張・不安を感じる方も中にはいらっしゃいます。妊娠中の場合、影響が全く出ないとは言い切れませんので、当院では妊婦さんへのレーザー治療はお断りしています。

4)治療効果はどのくらい続きますか?その間、全く薬が不要となりますか?

レーザー治療は、アレルギー性鼻炎や花粉症のくしゃみ・鼻水・鼻づまり症状を完全に治す治療ではありません。
個人差はありますが、半年~2年程度効果が期待できますので、花粉症の方は毎年行うと良いでしょう。

また、レーザー治療は、くしゃみ・鼻水よりも「鼻づまり」に効果が期待できる一方で、薬物療法はくしゃみ・鼻水の症状に効果的です。
くしゃみ・鼻水の症状もある場合には、レーザー治療とお薬を併用した方が、鼻炎症状の抑制効果は高くなります。

5)レーザー治療の副作用はありますか?

術後1~2週間程度は、鼻粘膜が腫れて鼻づまりや鼻水が多くなり、それに伴ってにおいが分かりづらくなることもあります。
しかし、これはレーザー照射による一時的な炎症反応(副反応)ですので、かさぶたが取れる頃には、副反応も落ち着いてくるので特に心配ありません。
場合によって、症状を抑える薬を処方します。

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